湯シャンの効果とは?【現役の美容師が教えます】

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湯シャンが髪質改善に効果あるって本当?
湯シャンは効果なしってきたけど?
湯シャンで頭皮が痒くなったと言う噂も聞いたけど・・・。

 

そんな疑問にお答えします。

※リンククリックで記事の該当箇所へ飛びます。

 

美容師:まるちゃん

結論からお伝えすると、湯シャンで汚れは落ちますし、髪のあらゆるトラブル解消に効果ありです。

 

 

福山雅治さんなど多くの芸能人も実践する湯シャン。

湯シャンとはつまり、洗髪剤(シャンプー)を使わずに”お湯のみで洗髪すること”です。

 

ただし、湯シャンにはメリッド・デメリットがありますし、人により向き不向きもあります。

 

この記事ではそのあたりを深掘りして解説しますね。

 

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湯シャンの効果とは?

様々な頭皮トラブルに効果があると言われる一方で、「湯シャンには効果なし!」というネット記事も見ます。

 

答えですが、湯シャンには、以下の髪・頭皮のトラブルを改善する効果があります。

湯シャンの効果
  • 頭皮の乾燥
  • 頭皮のかぶれ、赤みや湿疹
  • 髪や地肌のべたつき
  • 髪・頭皮のニオイ
  • 脂性フケ

 

管理人:こまち
なんで湯シャンをすることで髪・頭皮のトラブルを改善できるの?

 

美容師:まるちゃん
色々な理由が考えられるんだけど、一番は”洗浄力の強いシャンプーの刺激や洗い残しがなくなるから”だね。具体的に説明するね。

 

まず、髪の毛や頭皮で起こるトラブルの原因を見ていきましょう。

 

化学物質・洗浄力が強いシャンプー

私たちが普段使っているシャンプーのほとんどが「化学物質」でできていて、”非常に強い洗浄力”を持っています。

そのシャンプーを使って洗髪することで、必要以上に皮脂を洗い流してしまっている可能性があります。

 

その結果、元に戻そうとする効果により頭皮の皮脂が過剰に分泌されて、髪の毛や地肌がべたついたり、嫌なニオイを発生させる原因となるのです。

 

また、肌が弱い方だと洗浄力の強さで頭皮が痛み、かゆみやかぶれ、赤み、湿疹などを引き起こすことも。頭皮を正常な状態に保つ常在菌も化学物質により減ってしまいます。

 

さらに、フケの原因の一つも皮脂で、脂性フケに悩まされている方も洗浄力の強いシャンプーが原因となっているかもしれません。なぜなら、脂性フケは皮脂の過剰分泌が原因で起こるからです。

 

シャンプーの洗い残し

髪の毛・頭皮のトラブルで一番多い原因となるのが、シャンプーのすすぎ残しです。

本来は、2分程度の時間をかけてすすぎを行う必要がありますが、すすぎが甘いと髪の毛や頭皮の毛穴にシャンプーの成分が残ったままの状態となります。

 

そうすると、以下のような頭皮トラブルが発生することに。

 

シャンプーのすすぎ残しによる頭皮トラブル
  1. すすぎ残したシャンプーから雑菌が繁殖
  2. 頭皮の炎症や吹き出物
  3. 薄毛や抜け毛

 

繰り返しになりますが、市販のシャンプーの多くは洗浄力が非常に強いです。

そのため、入念に時間をかけてシャワーをしないと、シャンプーを洗い落とすことが出来ずにすすぎ残しとなります。

 

美容師:まるちゃん

シャンプーのすすぎには注意点があります。

 

入念にすすぎ洗いをしないとシャンプーが落ち切らない、というお話をしましたが、強くこすり過ぎる、爪を立ててすすぐ、洗いすぎるのも頭皮トラブルの原因となります。

矛盾をしているように聞こえるかも知れませんが・・・。

 

ゴシゴシと爪を立ててすすぐと頭皮が傷ついたり、余計な皮脂まで洗い落としてしまう原因となります。

ワックスを使っているかなど、状況により変わってきますが、通常は1分~2分程度を目安に、爪を立てずに優しくすすぐことを意識してください♪

 
 

湯シャンでは、そんなシャンプーのすすぎ残しが原因のトラブルも起こりません。

 

本来、髪や頭皮の汚れの7割~8割程度はシャンプーを使わずに落とせると言います。

洗浄力の強いシャンプーによる頭皮へのダメージや洗いすぎ・すすぎ過ぎを防ぎ、頭皮を自然な状態にすることが湯シャンの一番の目的であり効果なのです。

 

湯シャンに向く人・向かない人

湯シャンの効果を解説しましたが、デメリットも存在しています。

また、人により向き不向きがあるのも湯シャンの特徴の一つ。

 

湯シャンに向く人とは?

湯シャンに向く人は以下の通りです。

湯シャンに向く人
  • 乾燥肌
  • 敏感肌
  • アトピー持ち
  • 普段のシャンプーで頭皮トラブルが起きる

 

美容師:まるちゃん

シャンプーを使う目的の一つが皮脂を洗い流すこと。

でも、乾燥肌の方などは皮脂の量がもともと少ない可能性が高く、シャンプーを使わなくても洗い流せるのです。

 

アトピー持ちの方は肌が弱いため、洗浄力が強いシャンプーの刺激で肌を痛めていることも。

ですので、湯シャンを実践することで髪や頭皮のトラブル解消に期待が出来ます。

 

湯シャンに向かない人とは?

湯シャンに向かない(おすすめしない)人は以下の通りです。

湯シャンに向かない人
  • 脂性肌
  • 日頃からワックスを使う

 

まず、脂性肌の方は皮脂の量がもともと多いため、シャンプーを使用しないと十分に皮脂を洗い流すことが出来ません。

必要以上の皮脂が残った状態だと、前述した通り、頭皮の臭いや炎症などのトラブルが発生してしまいます。

 

また、ワックスなどのスタイリング剤もお湯だけでは落としきれません。

スタイリング剤を使った日に関しては、シャンプーを使った方が良いでしょう。

 

湯シャンには効果ない!という口コミやSNSでの発信をしている方は、この脂性肌の可能性が高いと言えます。

 

美容師:まるちゃん

ワックスやスプレーなどのスタイリング剤を使っている方は、パーマをかけることも検討してみてはいかでしょう?

そうすれば、ブローだけでヘアセットが可能となり、スタイリング剤が不要になることも。

 

湯シャンによるトラブル(デメリット)

髪や頭皮のトラブルに効果を発揮する湯シャンですが、間違ったやり方で実践すると頭皮のトラブルを引き起こすことになります。

洗浄力の強いシャンプーで必要な皮脂を洗い流すのはよくないですが、頭皮に必要以上の量の皮脂が残り過ぎるのもNGなのです。

 

大量の皮脂が頭皮に長時間残った状態だと以下のような頭皮トラブルの原因となります。

 

皮脂による頭皮トラブル
  1. 毛穴のつまり
  2. 臭い
  3. 炎症
  4. 頭皮ニキビ

これらは、皮脂が酸化することで引き起こされるトラブルです。

 

また、頭皮にできるニキビも皮脂が多いことで発生しやすくなります。ニキビの原因となるアクネ菌が皮脂を餌として毛穴で増殖するためです。

頭皮ニキビに悩んでいる方は、必要以上の皮脂が頭皮に残っている状態を疑った方がよいでしょう。

 

子育てが忙しく、お風呂に入らずに寝てしまった翌日に頭がかゆくなったり、嫌なニオイを発生させる原因の一つがこれです。

湯シャンをしながら、皮脂の洗い残しを防ぐには正しい湯シャンのやり方実践する必要があります。

 

【正しい湯シャンのやり方】週一シャンプーがおすすめ?【現役美容師が解説】

2020年4月13日
>>湯シャンの正しいやり方

 

まとめ:湯シャンは効果ありだが、向く人向かない人がいる。

今回は「湯シャンは効果とは?【現役の美容師が教えます】」をテーマにお届けしました。

 

重要なポイントは以下の通りです。

※リンククリックで記事の該当箇所へ飛びます。

 

人により絶大な効果が期待できる湯シャンですが、向かない方が実践すると新たな頭皮トラブルの原因になってしまうことも。

また、正しいやり方で行わないと効果が半減してしまうため、湯シャンに興味が出た方は以下の記事を参考にしてみてください。

【正しい湯シャンのやり方】週一シャンプーがおすすめ?【現役美容師が解説】

2020年4月13日
>>湯シャンの正しいやり方

湯シャンの効果とは?【現役の美容師が教えます】

2020年4月4日
>>【美容師が解説】湯シャンの効果とは?

 

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